2011年3月11日 14時46分
その日は、いつもの様にキーボードを叩いてデスクワークをしていた。
「あれ？目眩かな？」の様な、ふら～っとした揺れ。
いや、違う、地震。
地震の時いつもすることは、ドアや窓を開けて、
外に出るかどうか様子をみる。
そして、ラジオ、テレビ、ネットで情報を得る。
上記が私のいつもの行動パターン。
明日、いつものデスクワーク中に、強い揺れがおきたら
どうするだろう？
たぶん、棚の物が落ち、足元に散乱し、非難袋さえも手に取れず
思うように動けない。
なんとか、犬猫たちを車に乗せたとしても、
事務所もそのままの状態で飛び出せるのか？
何処へ行こうか、近くの高岡山か？
いや、Ｒ２３の一番高いところで車を停車するべきか？
「逃げる」事は、わかっていても、
自分の中でシュミレーションがきちんと出来ていない。
古い書類や備品などは早く処分する。
高い所にはあまり物を置かないようにする。
先ず、揺れが治まった時に、直ぐ次の行動に移せる様に、
一番身近な場所をすっきりさせないと。
阪神淡路の時は、早朝に揺れて棚の物が落ちた。
子供２人も保育園、その時もドアを開けて、
２人を越した。ただそれだけだった。
まだ携帯もそんなに普及していなくて、
大阪に沢山友人もいたし、東灘区にもいた。
なかなか連絡もとれず、心配してた。（みんな無事だった）
ＴＶのニュースを見るのが怖かった。
数日後、諸団体の有志の方々が、救援物資を持って行くことになった
「明日、朝５時までにおにぎり一人１００個用意して下さい！」
突然やったけど、小さい炊飯器をフル回転。
その後、「いきなり行っても駄目だ」って知った。
今回の東北も自分なりに慎重に考えて行った。
つもりだったが、まだまだでした。
色々、色々、考える。
けど、行動できない。
「今を生きる」
よく聞く言葉ですが、
今を生きるって、過去を踏まえて、未来へ。
過去の経験は良いものばかりとは言えないけど、
受け入れざるを得ない。よね。
昨日があって、今日が有る。
今日があるから明日がある。
貴女がいるから私がいて、
私がいるからあなた達がいる。
可愛いわが子達よ、受け入れろ（笑）
ってか？
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